立身流は1500年代の初めに興りました。伊予出身の武将立身三京が流祖神妻山大明神に参籠し、向(むこう)、圓(まるい)を始めとする技法と心法に開眼したと伝えられています。立身三京とは、稲葉一鐵の別名である、ともいわれます。刀術を表とし、俰(やわら)や各種武器、物見、首見参、着具次第、弓、馬の心得に至るまで、巾広い総合武道です。
そして、死を考察し、翻って生を模索し、ひいては社会や人間関係のあるべき姿迄求道されています。その研究の成果は15巻の正伝書や多数の古文書に著されると共に、実践として受け継がれてきました。
500年、直系でも21代に及ぶ伝系及び流門の人々の、心血を注いだ研究の成果が、今に伝わる立身流です。剣道、柔道、杖道等の現代武道とも相通じます。このような一つの世界、宇宙とも言うべき体系を、心技共に極めるのは不可能とも言えます。しかし、我々一門は少しでも累代先師の心境に近づくべく努力を続けています。
多数の人に我々の同志となって頂ければ幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそして、死を考察し、翻って生を模索し、ひいては社会や人間関係のあるべき姿迄求道されています。その研究の成果は15巻の正伝書や多数の古文書に著されると共に、実践として受け継がれてきました。
500年、直系でも21代に及ぶ伝系及び流門の人々の、心血を注いだ研究の成果が、今に伝わる立身流です。剣道、柔道、杖道等の現代武道とも相通じます。このような一つの世界、宇宙とも言うべき体系を、心技共に極めるのは不可能とも言えます。しかし、我々一門は少しでも累代先師の心境に近づくべく努力を続けています。
多数の人に我々の同志となって頂ければ幸いです。
立身流第22代宗家 加藤 紘
千葉県無形文化財保持者
弁護士(加藤法律事務所)
加藤紘 (かとう ひろし)
昭和19年(1944年)6月20日 加藤高の長男として出生。幼少より父高、伯父貞雄、流門の皆伝師範長野弘、同大木邦明等につき剣道、立身流を学ぶ。 昭和56年(1981年)12月立身流免許皆伝を高より允許される。千葉県指定無形文化財保持者。
平成22年(2010年)11月に文部科学大臣より地域文化功労者として表彰を受ける。平成28年(2016年)2月 古武道功労者表彰を日本古武道協会(日本武道館)より授与される。平成29年(2017年)春の叙勲で古武道伝承者としての功績から旭日双光章を授与された。
元日本古武道振興会会長、日本古武道振興会評議員、元日本古武道協会常任理事、千葉県剣道連盟相談役、元全日本なぎなた連盟顧問、弁護士。